ワンオペ育児が離婚に発展することも! 

こんにちは、函館の行政書士 小川剛弘です。

新婚時代は、家事にも協力的で優しかったのに、子どもができてからは、家事はもちろん、子育てにも協力してくれない夫。家事や子育てを含めて家庭内のことすべてを押し付けられ、精神的にも肉体的にも疲れ果ててしまい、いつしか離婚を考えるまでになってしまった。

こういった、妻が夫の協力が無い中一人で家事も育児をこなさなければならない状態を最近では「ワンオペ育児」と呼ぶようです。

「ワンオペ」とは、「ワンオペレーション」の略で、コンビニストアや飲食店で、深夜や早朝の人手が不足する時間帯に、1人の従業員がすべての仕事をこなす状況のことを言います。

そして、このワンオペ育児が原因で離婚にまで発展するケースもあるようです。

この記事では、こうしたワンオペ育児をしている妻が離婚したいと思う理由や、離婚を回避する方法などについて解説いたします。

ワンオペ育児をしている妻が離婚したいと思う3つの理由

ワンオペ育児をしている妻が「離婚したい!」と思うのは、ただ家事や育児を自分1人でしていることが不満なだけではありません。

ワンオペ育児をしている妻が離婚を考えてしまう主な3つの理由をご紹介します。

理由 ① 夫との喧嘩や言い争いが絶えなくなるから

ワンオペ育児に陥っている妻からみれば、家事や子育てに協力しない夫はストレスの塊です。そんな夫の態度をみてしまうと今まで笑って許せていた小さなことでも、許せなくなってしまい喧嘩や言い争いに発展していくことがあります。

こういったことが続くと、家事や子育ての不満にとどまらず、夫の性格や結婚したことを後悔するようなことを言ってしまい、夫婦の間に溝ができてしまうことにもなりかねません。そしていつしか夫への愛情も冷めてしまい、離婚を考えるようになってしまいます。

理由 ② 頼れる人が誰もいないことが孤独感を増長させてしまうから

本来であれば最も身近であるはずの夫を頼りたいのに、それができない状況が続くと、妻はいつしか孤独感にさいなまれてしまいます。本来、安らぎの場であるはずの家庭によって、逆にストレスを溜め込むことになったり、孤独感に支配されてしまうことになるのです。

理由 ③ 自分の収入で十分生活できるので、結婚している意味が分からなくなっってしまったから

ワンオペ育児の妻の中には、もちろん仕事をしている妻もいます。夫の収入に頼らず、自分の収入だけでも、自分と子どもの生活を維持できるなら、家事や子育てに非協力的な夫と一緒にいる意味に疑問を持ってしまい、離婚したいと考えてしまうのももっともなことかもしれません。

ワンオペ育児から離婚を考えるようになったらすべきこと3つ

ワンオペ育児が原因で離婚をすることもあります。しかし離婚したからといって必ずしも幸せになるわけではありません。「こんなはずじゃなかった!」ということもあります。

できるなら、離婚せず、さらにワンオペ育児状態からも脱却できれば最高です。はたして、離婚もワンオペ状態も両方を解消できる方法があるのでしょうか。ワンオペ育児から離婚を考えたときに3つのするべきことを紹介します。

夫に今の状況やどうして欲しいのかを素直に話してみる

家事や育児で大変な状態にあることを素直に夫に話してみましょう。そして夫にはどんなことを協力して欲しいのか、これからどのような家庭を築いていきたいのかを話してみましょう。

このときに、きつい口調で話したり、夫を責めたり否定したりすることはやめましょう。売り言葉に買い言葉となってしまい、結局話し合いもできず、かえって夫婦間の溝が深まることになってしまうかもしれません。

一旦夫から離れて暮らしてみる

夫に素直に今の状況や要望を話してみても、聴く耳をもたなかったり、家事や育児は妻がするべきだという考え方を変えない場合は、荒療治かもしれませんが、一旦夫から離れて暮らしてみるのも一つの方法かもしれません。もっとも、子どもは妻が一緒に連れて行くことが多いでしょうから、ワンオペ育児を再現することはないかもしれませんが、少なくとも妻がいなくなれば、家のことは夫が何でもしなければならなくなります。夫が1人で何でもやってみて、妻の苦労や大変さを理解できるかもしれません。

 負担を減らすために周囲の協力や外部サービスなどを利用してみる

ワンオペ育児の状況を解消するために、周囲に協力をお願いするのも1つの方法です。実家が近くにあるのなら、祖母や兄弟姉妹などに来てもらい、子どもの面倒を見てもらうことも一つの方法です。

実家が遠くにあるなら、実家の近くに引っ越しをする手もあります。また、家事代行サービスをしている業者などもありますので、そういったサービスを積極的に利用して、負担を減らす工夫をしてみるのも良いでしょう。

また、気分転換をすることもストレス解消になります。愚痴をママ友などに聞いてもらったり、運動で身体を動かしたり、好きな趣味を見つけたり、たとえわずかな時間でも自分のために遣える時間を見つけるなどの工夫ができれば良いかもしれません。

 

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